オカリナドルチェのブログ

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冒険と感動の物語-映画 ドラえもん 新・のび太と海底鬼岩城

 久しぶりにふらっと映画館へいきました。3月はたしかドラえもんの映画をやっているなあと思い出し、観たくなっって・・・。

 「映画 ドラえもん 新・のび太と海底鬼岩城」は海底に広がる不思議な世界を舞台にした冒険物語です。海底の美しい景色、のび太たちが巻き込まれる壮大な冒険は、観ていてわくわくしてきました。

 

 この作品で印象に残ったのは、海底人が「陸上の人間は争いばかりしている」というようなことを語る場面です。その言葉には、争いの絶えない現代の世界へのメッセージが込められているように感じました。「文明は発達しているのに、なぜ争いはなくならないのか」という問いかけにも思えました。

 
 そして、最も心に残ったのは、AI機能をもつクルマ「バギーちゃん」とのび太の会話です。「正しいと正解は違うのですか?」の問いかけに、のび太は「そうじゃないときもあるかもね。心が正しいと思えば。」と答えます。これに対して「バギーちゃん」は、「僕には心がわからない。」「正しいと正解は違う、それはまるでバグみたいですね。」と答えました。

 

 このやりとりを聞いたとき、人間が「心」で判断するということの意味を改めて考えさせられました。正解を計算することはできても、心で感じて選ぶことはできない。その違いを、物語は静かに示しているように思えました。

 

 物語の終盤、強大な敵に対して、「バギーちゃん」は自分を犠牲にして敵を止めようとします。もともと「バギーちゃん」は感情を持たない機械、論理で判断するAIとして描かれていました。「ぼくには心がわからない」と言っていたのに最後にはまるで心があるかのような選択をします。思わず胸が熱くなりました。

 

  海底の壮大な冒険物語を楽しみながら、平和とは何か、人間の心とは何かということを考えさせてくれる作品でした。胸に静かな感動が残る映画でした。